2018年6月18日月曜日

災害への備え~片麻痺編



こんばんは、蒼です。
本日(218/6/18 AM07:58)、大阪市北部を震源とする最大震度6弱の大きな地震が発生しました。この地震でお亡くなりになった方、怪我をされた方もいらっしゃいます。深い悲しみとともに被害に遭われた方が一日も早く日常生活に戻られることができますよう、お祈り申し上げます。

さて、私の居住地でも公式発表では「震度4」と、久々に大きな揺れを感じました。23年前の阪神大震災をほぼ今日と同じ場所で経験し、東日本大震災では居住地から東北へとボランティアを派遣する仕事に携わっておりましたので、地震に対しての備えは比較的万全のつもりでした。でも今回は今までと大きく違う点が…
そう、私自身が昨夏の脳梗塞による左麻痺となり、世間一般から見ると「身体的弱者」となっていたところです。

今までの備えは勿論活かしつつ、さらに自分自身の動きづらさと向き合いながらどのような備えが必要か。自戒を込めTwitterでいただいたアドバイスとともに振り返ってみます。

■家族との連絡



今回はコドモ達が家を出る直前の発生だったので、幸いにも連絡手段で困ることはありませんでした。私が大声で「あんたら大丈夫!?」と叫んだら「お母さんの方が大変やん!大丈夫!?」と問われるぐらいにはうちの子達しっかりしてて安心しました(笑)
家族との連絡ですが、みうさんがアドバイスを下さっています。阪神の時は10円玉握りしめて公衆電話に走ったものですが、最近はLINEやSMSなどのツールが役立ちますね!


また、現在私は訪問看護からOTさんに来てもらってますのですぐにSMSで安否確認の連絡が入りました。(訪リハは音沙汰無しだけどww)こういうところがもしかしたら訪看ならではなのでしょうか?いや、もしかしたら個人の資質かも…w

我が家では家族全員につながる家族LINEグループが作成されていますので、集合場所などの確認はそこで行なうように。あと2ヶ月ほどしたら私が自宅に一人でいる状況、というのがレアになるので、連絡はシッカリ、です。

■自分の安全確保



せやったせやった。私装具なしでは外歩けへんわ、と改めて気づかせていただいたツイートがコチラ。何かがあったらすぐに外に出られるように装具の確保、というのは片麻痺初心者が忘れやすい点です。今回はまだベッドに横たわっている時間だったので、揺れの影響でベッドから転落したときの立ち上がり、というのも大きなポイントでしょう。
2Fでお休みになっている方はもっちさんがおっしゃるように、もし複数の装具をお持ちでしたら分散しておいておく、というのも一案です。
私は折り畳み杖を常にカバンに入れているので安心ですが、杖の確保もお忘れなく。

■左麻痺になってからの大事な持ち物


●普段飲んでいる薬
●お薬手帳
●身障者手帳
●水orお茶
薬と飲み物。これ大事。
もし避難所生活を強いられるとしたら一番怖いのが水分不足と自分が飲んでいる薬の欠乏。薬についてですが、個人的に外に出かけてから飲み忘れに気づくことがあるので、普段から3日分程度はいつも持ち歩くバッグに入れています。
水分に関しては自宅に戻ってからフタを開ける練習を兼ねて500mlのペットボトル飲料を玄関に常備しています。




自分が健常だった頃のようにできない、というのはずいぶん身についてきたつもりですが、それは色々チャレンジして経験を積み、引き出しを増やしてきたからこそできるようになったこと。

地震などのイレギュラーな事態で、自らが「健常の時のように動けない」ということをしっかりと再認識しつつ何事もない生活が送れることを願っています。

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