2018年5月5日土曜日

CI療法、喜怒哀楽~左手への想い

どうも、脳梗塞サバイバー10ヶ月を目前に控えた蒼です!
脳梗塞の発症から経過とそのときの思いを振り返っている最中ですが、ちょうど今日2week Programを終えたCI療法(Constraint-induced movement therapy)について忘れないうちに記しておこうと思います。

私は発症当初(麻痺完成)から「とにかく上肢機能を回復させたい」という想いを強く持っていたし、それをDrや療法士さんに伝えていました。むしろ下肢はどうでもよかった。これ、療法士さん曰く「珍しい」って良く言われます(笑)

小器用なので、右手一本でできないだろうな、と考えたことはちょうちょ結びとタマゴを割ることのみ。しかも片手動画を見つけていたので最悪片手でもできる、という確信を得ていました。

私が左手を使えるようになりたい、いやむしろなる、と強く願っていた要素は30年級でやってきた趣味・余暇活動にありました。では順位をつけて3つを見ていきましょう。

第3位 着付

大学生のころから着付を習っていて、大学の卒業式の袴スタイルも自分で着付けて出席したほど。あまり積極的に発言はしていませんが、実は時代衣装や花嫁衣装まで着付けられる教授だったりします。
人に着付けるにも、自分で着るにも両手動作は必須。自分で楽しもうにも、後ろ手で帯を背中に着ける動作はかなりの難易度です。

第2位 PC(キーボード)操作

キーボード自体は中学生の頃からずっと触っています。(当時はBasicでしたw)ひょんなことからタイピング速度を買われ、主に中途失聴の方向けに有償ボランティアとしてほぼ同時通訳に近い、PC要約筆記に携わっていたこともあります。自分のムスメが片耳聾で生まれてきたこともあって、健常の耳に何かあった時には自分のタイピング力でムスメをassistする、とも決めていましたから、速度が落ちるのは問題でした。

第1位 楽器(ホルン)演奏

高校生から始めた楽器、ホルンは左手を主にして演奏を行ないます。途中ブランクもあったのですが、再開してからはプロのレッスンも受けていて余暇のほとんどはホルンに費やされていました。実は発症当時、既に2つの演奏会の舞台(2018.1と2018.7)に乗ることが決まっていて、慌ててお断りの連絡を入れたのが思い出されます。

特にホルンについては左手の代替手段がない(楽器を変えるしかない!)ことから、どうしても左手を使いたいという強い想いに繋がっていました。Twitterでもこのことには頻繁に触れているので、私自身のIdentityだと認めて下さっている方も多いでしょうね!<続>

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