2018年4月29日日曜日

体の柔軟性と関節の緩さ。<PT編>

脳関係の科もないのに、脳梗塞を発見してくださった研修医さん、さらに回復期転院まで面倒をみてくださった療法士さんには感謝しかありません。
ある一部分では脳梗塞判明後に帰宅させたり、うちでは手に負えません、と別病院に送っておけば自分とこの病院が文句いわれることもなかったのになー、と思わないこともないですが(笑)

ついてくださったのは8年目の理学療法士さん。頭の切れる方で、急性期病院でのリハビリに疑問やストレスを感じたことはまったくありませんでした。

とりあえずBRSはⅠまで落ちたところからスタートなので、少しずつ動きが復活しているからといっても「まずは動くように」という機能回復が優先でした。力が入るようになってきていた下肢も、教科書通りの伸展パターンでしたので、膝を曲げて歩くというよりもとりあえず引き抜いて足をだす、という感じでした。そこで問題になったのが、関節の緩さ。もともと異様に体が柔らかいのは自覚していたのですが、関節までやわらかいとは…肘も膝も元々過伸展気味、足関節にいたってはぐねり症で病前から左足首が内反方向に変形してました。

特に、膝関節。ロックして体を支えた方が安定すると感じていたのですが、PTさんから「それはあかん」と注意されたのです。理屈がわからなかったので「え、このほうが安定するのになんであかんのん?」と尋ねると、たぶん普通の療法士さんなら「言うこと聞いといたらできる!」とでも言いそうなもんですが、素人にもわかりやすくBack kneeについて説明してくださったのです。

「まだ若いから、できるだけ体に負担がかからない歩き方をしてほしいのよね」そういいながら、いろんな知識を与えて下さったことはありがたかった。もともと小器用で要領がいい方なので(笑)、コツを教えてもらって3回目ぐらいに思うようにできる。でも、1回目は毎回あかんかった。緊張と足を一歩踏み出したときに、走馬燈のように療法士さんから言われたことが頭の中を駆け巡るんですよ(笑)「蒼さんはいっつも一歩目が…」と爆笑されてました。

PTさんはメインの方と、その方がお休みの時にサブの方、2人で見て下さっていました。2人でかなり連携をとってくださっていて、方向性も話し合って下さっていたので、全くストレスのない3週間でしたね!

<OT編に続きます>

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